ブログ:シネマカメラの魅力・BMPCC4KによるREW撮影の魅力について考える


ブラックマジック社のBMPCC4K(ブラックマジックポケットシネマ4K)がとても良いので2台目を購入しました。

これでビデオスイッチャーを使ったカメラ2台体制が実現できました。

このカメラの良い点、それはREW撮影ができる点です。

BMPCC4KはREW撮影が出来る点に合わせダイナミックレンジが広いのが特徴で、シネマと名前がついている様に、一眼レフみたいな形をしていますが、シネマカメラなのです。

映像の歴史の中でシネマはフォルムベースで作られていて、ビデオカメラはテレビよりのカメラ見たいです。大きな違いはフィルムカメラは1秒間に24コマでテレビカメラは1秒間に60コマとれ、テレビの方がより滑らかな映像と言えます。

さらに、フィルムカメラは現像と言う作業が伴いますが、ビデオカメラは基本現像はいらないという考え方になるでしょうか?

そこで、REW撮影をするとデジタルではありますが、フィルムのように現像処理が必要になります。ここが重要で、好みの表現が簡単に得られる特徴があります。

BMPCC4K

露出調整や色調整なども自分で好みで調整ができます。ビデオ的にもなればフィルム的にもできます。

ピントもオートフォーカス機能はありますが、ソニーのカメラの様に動くものをオートフォカスで追いかけてようなフォーカス機能はありません。止まっているものにピントを合わせるだけです。

カメラ任せと言うより、カメラマンに任せてくれるカメラです。

今までNikonのD750とD7500で写真もビデオも撮っていたので慣れるまで時間がかかりました。

なんでも慣れだなと思います。

最初、画面を見てもこれで良いのか全く分からず、パソコンに取り込んではLUTを当てて色調整してみる。その繰り返しです。感じが掴めるまでかなり時間がかかってしまいました。そんなでしたから、思った色になった時は感動でした。

REWデータで撮影すると色が薄くて何だかボヤッとした映像になってしまいます。カメラの中でLUTを当てて、仕上がりイメージを見ることができますが、やはりパソコンで見てみないと最初は全然感じがつかめません。

LUTって言うのは、そんなREWデータを一瞬にしてパリッとしたカッコいい色合いにしてくれる便利な設定集の様なものです。LUTを使わないと色を出すのにかなり時間がかかってしまいます。なので、LUTで色の方向をあらかじめ作ってしまい、後は好みで微調整するって感じでやっています。

これはとても便利です。ちゃんと撮影さえしておけば、様々な雰囲気の色合いに仕上げられます。自分が使っていたNikonとかは、カメラ内で色を作ってしまうので、その色が基本色になってしまい、なかなかガンコで色を変えたくても言うことを聞いてくれません。

このカメラが楽しいのは、自分で作っている実感が楽しめる点ではないでしょうか?想像する楽しみが増します。こうしたらこうなるんじゃないか?そんなことを考えながら撮影して、ああ違った、じゃあ今度はこうしてみようか!

そんな遊び心を運んでくれるカメラかもしれません。

Blackmagic Design Pocket Cinema Camera 4K 

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